俺達の生きる日常と非日常の境目では騒動が絶えない。
UGNとFHの対立や、世界を揺るがす脅威だって日常茶飯事だ。
そんな中でも多くの人間は取るに足らないような悩みを抱えて日々生きている。
俺達は例えそれが些細な事だろうと拾い上げて手を差し出す。
それも俺達の世界を支える、日常の一つだからだ。
ダブルクロス The 3rd Edition『UTILITY OVERED』
ダブルクロス、それは依頼人に言われてはいけない言葉。
ABOUT
『UTILITY OVERED(便利屋オーヴァード)』はDX3rdサプリ『パブリックエネミー』に掲載されているシナリオクラフトを参考に作ったシナリオチャートです。日常的に依頼を受けて生計を立てる何でも屋や探偵ワークスPC、また人助けがしたいPCに向いているかもしれません。
シナリオの雰囲気上、強力なジャームと戦う想定はしていないためデザイアチャートは振らず、またプレサージも特に設定していません。適当に依頼の中でハプニングに巻き込まれたり邪魔者をぶっ飛ばして帰ってくるだけです。
このシナリオに固定のエネミーは設定していません。サプリ記載のチャートを使用したり適当に設定してください。
このシナリオチャートにおけるルール
※ゆるめの雰囲気を保つために設けたルールなのでGMは変更してもかまいません。
◆情報収集判定は任意の技能判定で行い、成功すればプライズポイントを得られる。(PE71P参照)
「何でも屋は己の得意分野を使って依頼をこなすんだ。分かるな。」
◆どの依頼でも判定難易度は9、ミドルシーンは上限5、必要プライズポイントは10
「これは分かりやすくする為だが依頼人にも都合があるだろうからな。」
(GMの裁量で変更してもかまいません。)
◆規定シーン数内にプライズポイントを得られなかった場合、依頼は失敗となる。
「所謂アドヴェントって奴だが世界が滅んだり春日恭二の夢だったりはしない。
現実を受け入れて明日を迎えろ。」
オープニングフェイズ
あなた達は依頼人から本日の依頼を受けた。
本日の依頼チャート
- 紛失物の捜索 →紛失物チャート
- 逃げた動物の追跡 →逃げた動物チャート
- 関係者の身辺調査 →疑惑チャート
- 怪奇現象の調査 →怪奇現象チャート
依頼人チャート
- UGNまたはFHの関係者
- UGNやFHに関係しないオーヴァード
- 非オーヴァードの業界人
- 非オーヴァードの一般人
- 依頼人の正体は不明
PCの動機チャート
- 仕事に含まれるから
- 金が必要だったから
- 誰かに頼まれたから
- 何故かそうなったから
- 目的が別にあるから
- 興味が湧いたから
- そこに○○があるから
紛失物チャート
- 財布、貴重品
- 重要書類、データ
- スマホ、タブレット他情報端末
- 依頼人の思い出の品
- 言えないもの
逃げた動物チャート
- 猫
- 犬
- 鳥
- ヘビ
- キュマイラ
疑惑チャート
- 浮気
- 怪しい取引
- 隠れた趣味
- 表と違う本性
- ダブルクロス
怪奇現象チャート
- ラップ現象
- 空に光る浮遊物
- 幽霊の姿を見た
- 原因不明の体調不良
- 謎の祭が始まる
ミドルフェイズ
あなた達は依頼を達成する為に行動を開始した。
イベントチャート
- 手掛かりらしきものを見つける。情報収集判定に成功した場合プライズ+1
- 情報提供者に出会う。情報収集判定の達成値+3
- 店に立ち寄る。シーン間、調達判定の達成値+5
- 悪天候に見舞われる。情報収集判定の達成値-3
- 散歩する動物とすれ違う。特に何も起こらない
- 話の途中だがトループだ!任意の敵と戦う、又はPE91Pのエネミーチャートを振る
プライズチャート
- 真相Aのプライズを手に入れる
- 真相Bのプライズを手に入れる
- 真相Cのプライズを手に入れる
- 任意のプライズを手に入れる。または振り直し
クライマックスフェイズ
あなた達は依頼達成の最後の壁につき当たった。
紛失物の真相チャート
- 紛失物を発見した
- 何処かに届けられていた
- 着服しているものがいた
逃げた動物の真相チャート
- 元いた所から離れたかった
- 何かを探しに出かけていた
- ただの散歩だが?
疑惑の真相チャート
- 疑惑は本当だった
- 疑惑は誤解だった
- 疑惑は誤解だったが別の事実が分かった
怪奇現象の真相チャート
- オーヴァードの仕業だった
- 非オーヴァードの仕業だった
- 特に何でもない事情だった
エンディングフェイズ
あなた達は結果を依頼人に報告した。
依頼人の反応チャート
- 非常に満足
- やや満足
- どちらともいえない
- やや不満
- 非常に不満