「あんたがくれるっていうならもらっときますけど?空っぽの棺桶をさ」
Jing Headmill(ジン・ヘッドミル)
公王親衛隊直轄第二義勇師団所属第55スペリオル小隊所属。
以前は戦死したケイ・ウコー曹長の名を騙り任務に従事していた。
任務完了後、自由の身になる事も出来たが
見ていて飽きない小隊員達を気に入り、名前を変えて再入隊した。
(War Cry Elegy後の設定)
日に焼けた肌。長い黒髪を三つ編みにして垂らしている。
東アジア系の顔立ちで日本人を自称している。
よく笑いよく騒ぐ子供のような男。何があってもあっけらかんとしている。
子供が好きで友好的な街では一緒になって遊んでいる姿がよく見られる。
女好きでもありよく口説いているがあまり相手にはされていない様子。
軍での素行は概ね良いが、度々奇行を起こすので兵士たちから遠巻きにされる事もある。
軍の中で詳しい経歴を話したことはなく、聞かれても適当にはぐらかしている。
とあるスラム街の出身。物心つく頃既に身寄りはなく、弟分である二つ年下の少年と身を寄せ合って生きていた。
病気がちで動けない弟の代わりに食糧や薬を人に乞いたり盗みに行くが、満足に得られずついに弟は衰弱死してしまう。
「僕の分も生きてほしい」という遺言を受け、その遺体を喰い超人に覚醒した。
それから生きるために街で強盗を繰り返していた所そこで幅を利かせていたギルドの構成員に捕まる。
激しい懲罰の後、ギルドの手伝いを命じられた。
手伝いの中で教育係である二人の男に戦闘術や交渉術などを叩き込まれ、やがて大人になるとより危険な雑用を命じられるようになった。
クロドヴァの内乱が始まって一年が過ぎた頃、ギルドが目をつけたその戦に送り込まれることになる。
あなたは無名のスペリオル兵だ。
ある日の戦闘であなたの所属部隊は全滅。
一人だけ命からがら生き延び、アレイヘム司令部の南・最前線のカグルグラード砦に身を寄せた。
しかしその数日後に届けられた知らせによると、あなたは全滅した部隊と共に戦死したとされており、再編される見込みはないとのことだった。
唐突に自由を得たあなたは、途方に暮れる。死亡扱いでは慰労金も支払われず、治療も受けられず、持ち物は着の身着のままだ。
アレイヘムに戻れば何かしら職くらいは見つかるかもしれないが、物資も乏しいまま徒歩でとなると、途中で行き倒れるのは必至だ。
途方に暮れながら砂漠を歩く決意を固められずにいるあなたに、ふと声がかかる。
「死亡したある下士官になりかわり、新設のスペリオル小隊に合流してほしい」
──『戦場の死神』として、戦友の死を喰らい舞い戻れという依頼だった。
どう考えても胡散臭い話だったが、このままでは最悪、一足遅れて原隊復帰ともなりかねない。
男の話を呑むとあなたは「ケイ」という名が刻印された認識票を受け取り、次の指示を受ける。
貴方達はアレイヘムへの帰還後、出頭までの間待機するよう指示を受けた。
……が、そんな指示を無視してシスルはその場を離れ、ついでにシスルを追いかけてミアもいなくなった。
それなら自分もと自由に外出していくイーミャと、それを追いかけたジンの二名は、
ちょうど合流した場所のすぐ近くで、見知らぬ男達が意識を失ったシスルとミアを運んでいるのを目撃してしまう。
不審に思い追いかけるも、行き止まりの筈の通路の先で彼らは姿を消した。
状況は不明なものの、まずはともかく上官へ報告しておこうかと貴方達は基地に戻る──